2009年07月17日
挽きたて、打ち立て、湯がきたての石臼挽きそば処「白帆」
こう蒸し暑い日が続くと、のどごしの爽やかなものが食べたくなりますね。
ミナクサブログ“うまいもん”担当のぎんねこです。
そこで今回ご紹介するのが矢橋町にあるそば処「白帆」。
手打ちなのはもちろん、ここのそばは「石臼挽き」。
そばの実の選定から挽き方にまでこだわった
本格そばを楽しませてくれる通好みの店です。
お店があるのは草津総合病院のすぐそば。バス停「中林町」を降りたところ。
洋風の外観は、一見「これがおそば屋さん?」と思うモダンさ。
正面へまわると、ゆるやかに曲線を描くアプローチには石灯篭など和の趣き。
店内に入るとしゃれたクラシックが流れていて、なんとも落ち着きます。
入口正面に見えるのが、そば打ちの作業場。
ここで毎朝、ご主人が天候や温度、湿度をみながら
その日にあわせてそばを打つのだとか。
打ち場の前にその日のそばの産地が書き出してありました。
ご主人は大津生まれでお父様もそば屋。長く家業を継いでらっしゃいましたが
「より本格的な自分だけのそばが打ってみたい」と考え
地元有名店や東京へ教えを請い、修行してこられたそう。
2年前に念願のこの店をオープンし、この7月でちょうど2周年です。
石臼でそばを挽くところからご自身で手掛けているので
いく種類かのそばを打ち分けることもでき
とくに「玄そば」を打った「田舎そば」は通もうなる逸品。
実際、週に1度はこの田舎そばを食べに通うファンもあるほど!
いずれのメニューも普通のそばか、田舎そばを選ぶことができます。
こちらは田舎そばで作っていただいた「鱧天入り梅おろしそば」1200円。
麺のなかに黒い「星」を残してあるのが田舎そばの特徴。
つまり、そばそのものの香りをほとんど損なうことなく味わえるというわけ。
まずは、つゆを付けずに、ぜひそばそのままを食べてみてほしい!
ひと口入れただけで、香りの違いがわかるはず。
粗いそば粉を使っているため、それをこね上げてまとめ、細く切るのは至難の業。
そばづくりのなかでも一番難しいといわれる所以です。
また、ここのもう一つの人気はサックリとした天ぷら。
衣の下からあらわれる鱧のふんわりした食感がたまりません。
長く厨房を取り仕切ってきた経験をもつご主人だけあって
天ぷらからつゆまで、気負ったところのないさりげなさが
おいしさをよりひきたてているのかも。
とはいえ、お話を聞いてみると、やはりつゆ一つとっても工夫が凝らされていて
カツオやメジカ、サバ節などをブレンドしたつゆは本場関東風ながら
昆布のうまみを絶妙な加減で足すことで
関西の人にも親しみやすい味に仕上がっています。
濃いめのつゆに、サクサク天ぷら、ふんだんに入った梅…。
なのに、そばの香りがそれに負けてない!
そば湯ももちろんいただきました。
これを飲むといいそばを使ってるかどうかがわかる
と、とあるそば通の方に教えていただいたんですよね。
白帆さんのそば湯は想像以上に香りがいい!
やはりさすがです。
ちなみに器はどれも信楽焼き。
しゃれたいいものが使ってあって
それだけで落ち着いた気分になります。
そして白帆さんへ行ったなら、ぜひ食べてみてほしいのが
こちらの「そばぜんざい」650円。
ぜんざいに浮いているのは「そばがき」ですが
これがびっくりするほどフワフワで!
そばの香りとあずきの甘さが互いを引き立てあっていて
甘党ならずともおすすめ。付け合わせのこぶ茶もうれしいですよね。
メニューは、ざるそば、かけそばが800円、
とろろ1000円、にしん1100円、天そば1150円、天ぷらおろし1300円など。
丼ものがあるほか、お酒もあり、そばで一杯というのも乙なもの。
店内もシックにまとめられていて、一人でふらりと立ち寄るもよし
家族でそろって出かけるもよし。
小上がりもあって、奥まったところには個室風のテーブル席もしつらえられています。
子連れでも安心ですよね。
土日祝は夜も営業。ゆったりとそばが楽しめます。
お勘定場のそばには
「そばぼうろ」や「そばかりんとう」も
売られていました。
とくに「かりんとう」はご主人のお手製。
塩が利いていてポリポリとおいしく
ビールやお酒によく合うかも。
おいしいおそばって、突然食べたくなりますよね。
身近に本格派のそば処があるのはうれしい限り。
そば通ならずとも、ぜひ足を運んでみてほしいお店です。
石臼挽きそば処 白帆
草津市矢橋町1518-3
TEL 077-562-8869
営業時間 平日 11:30~15:00ラストオーダー
土日祝 11:30~20:00ラストオーダー
定休日 火曜(祝日の場合は営業・11:30~20:30ラストオーダー)
※情報は2009年7月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
より大きな地図で ミナクサブログ09/07/17 を表示
ミナクサブログ“うまいもん”担当のぎんねこです。
そこで今回ご紹介するのが矢橋町にあるそば処「白帆」。
手打ちなのはもちろん、ここのそばは「石臼挽き」。
そばの実の選定から挽き方にまでこだわった
本格そばを楽しませてくれる通好みの店です。
お店があるのは草津総合病院のすぐそば。バス停「中林町」を降りたところ。
洋風の外観は、一見「これがおそば屋さん?」と思うモダンさ。
正面へまわると、ゆるやかに曲線を描くアプローチには石灯篭など和の趣き。
店内に入るとしゃれたクラシックが流れていて、なんとも落ち着きます。
入口正面に見えるのが、そば打ちの作業場。
ここで毎朝、ご主人が天候や温度、湿度をみながら
その日にあわせてそばを打つのだとか。
打ち場の前にその日のそばの産地が書き出してありました。
ご主人は大津生まれでお父様もそば屋。長く家業を継いでらっしゃいましたが
「より本格的な自分だけのそばが打ってみたい」と考え
地元有名店や東京へ教えを請い、修行してこられたそう。
2年前に念願のこの店をオープンし、この7月でちょうど2周年です。
石臼でそばを挽くところからご自身で手掛けているので
いく種類かのそばを打ち分けることもでき
とくに「玄そば」を打った「田舎そば」は通もうなる逸品。
実際、週に1度はこの田舎そばを食べに通うファンもあるほど!
いずれのメニューも普通のそばか、田舎そばを選ぶことができます。
こちらは田舎そばで作っていただいた「鱧天入り梅おろしそば」1200円。
麺のなかに黒い「星」を残してあるのが田舎そばの特徴。
つまり、そばそのものの香りをほとんど損なうことなく味わえるというわけ。
まずは、つゆを付けずに、ぜひそばそのままを食べてみてほしい!
ひと口入れただけで、香りの違いがわかるはず。
粗いそば粉を使っているため、それをこね上げてまとめ、細く切るのは至難の業。
そばづくりのなかでも一番難しいといわれる所以です。
また、ここのもう一つの人気はサックリとした天ぷら。
衣の下からあらわれる鱧のふんわりした食感がたまりません。
長く厨房を取り仕切ってきた経験をもつご主人だけあって
天ぷらからつゆまで、気負ったところのないさりげなさが
おいしさをよりひきたてているのかも。
とはいえ、お話を聞いてみると、やはりつゆ一つとっても工夫が凝らされていて
カツオやメジカ、サバ節などをブレンドしたつゆは本場関東風ながら
昆布のうまみを絶妙な加減で足すことで
関西の人にも親しみやすい味に仕上がっています。
濃いめのつゆに、サクサク天ぷら、ふんだんに入った梅…。
なのに、そばの香りがそれに負けてない!
そば湯ももちろんいただきました。
これを飲むといいそばを使ってるかどうかがわかる
と、とあるそば通の方に教えていただいたんですよね。
白帆さんのそば湯は想像以上に香りがいい!
やはりさすがです。
ちなみに器はどれも信楽焼き。
しゃれたいいものが使ってあって
それだけで落ち着いた気分になります。
そして白帆さんへ行ったなら、ぜひ食べてみてほしいのが
こちらの「そばぜんざい」650円。
ぜんざいに浮いているのは「そばがき」ですが
これがびっくりするほどフワフワで!
そばの香りとあずきの甘さが互いを引き立てあっていて
甘党ならずともおすすめ。付け合わせのこぶ茶もうれしいですよね。
メニューは、ざるそば、かけそばが800円、
とろろ1000円、にしん1100円、天そば1150円、天ぷらおろし1300円など。
丼ものがあるほか、お酒もあり、そばで一杯というのも乙なもの。
店内もシックにまとめられていて、一人でふらりと立ち寄るもよし
家族でそろって出かけるもよし。
小上がりもあって、奥まったところには個室風のテーブル席もしつらえられています。
子連れでも安心ですよね。
土日祝は夜も営業。ゆったりとそばが楽しめます。
お勘定場のそばには
「そばぼうろ」や「そばかりんとう」も
売られていました。
とくに「かりんとう」はご主人のお手製。
塩が利いていてポリポリとおいしく
ビールやお酒によく合うかも。
おいしいおそばって、突然食べたくなりますよね。
身近に本格派のそば処があるのはうれしい限り。
そば通ならずとも、ぜひ足を運んでみてほしいお店です。
石臼挽きそば処 白帆
草津市矢橋町1518-3
TEL 077-562-8869
営業時間 平日 11:30~15:00ラストオーダー
土日祝 11:30~20:00ラストオーダー
定休日 火曜(祝日の場合は営業・11:30~20:30ラストオーダー)
※情報は2009年7月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
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Posted by
ぎんねこ
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ぎんねこさん