南草津の口コミ・生活情報 『ミナクサブログ』

こんにちは青花です。
やがて梅雨明けの声も聞ける季節となりましたが、
梅雨空ににぬれたアジサイの花は、情緒を感じることができます。四季おりおり
に咲く花のなかでも、アジサイの花は欠かすことができません。
先月守山の芦刈園にアジサイの花を見てきました。
この時のことは６月１０日の記事にアップしました。



その折、園のスタッフの方にアジサイの育て方を聞いてきましので、参考にしていた
だければと思い記事にしました。



今年の５月にホームセンターで緑系のアジサイの鉢を買いました。
できることなら来年も同じように花を咲かせたい。
ところが園芸初心者ですから、育て方がわかりませんでした。
芦刈園に行った時たまたま居合わせたスタッフの方に聞くことができました。
親切にしかも丁寧に教えていただき、なんとしても来年花を咲かせたいと
思っています。



今年買ってきたアジサイの鉢ですが、花が終わればまず剪定をしないといけないそ
うです。それは今年花を着けたところとその下の節には芽がないそうで、剪定しない
でそのままにしておくと樹形が乱れてしまうとのことでした。
それとこの剪定ですが７月中にやらないと、秋の花芽分化に間に合わないそうです。
今年見た花は昨年の１０月頃に花芽を形成したそうで、花芽は冬の間寒さに耐えて
春を待つのだそうです。ですからいくら春になってから肥料をやったとしても、花は
咲かないようで秋に適切な管理が必要なんだそうです。

それともう一つ、アジサイはさし木が簡単に行えるとかで、早速やってみました。
知り合いどうしでさし枝を交換して増やすのも楽しいのではないでしょうか。

【剪定】

(青いロケット状のものはボールペンで、その先に芽があります。)

花が咲いた下の節には脇芽はないので、その下の節に芽があることを確かめてか
ら切り落とします。この小さな芽が大きくなって花の基になりますから、芽を誤って
つぶさないようにします。
鉢植え株ですからできるだけコンパクトに育てる場合は、一番下の葉の節で切ると
よいそうですが私は２節目で切り落としました。

【植え替え】


鉢植えの株は根が回っていることが多いので、根元を見て根が張っているようなら
植え替えをした方がよいとのことでしたので植え替えることにしました。
用土は赤玉土とあと２，３種類混ぜた配合土がよいとのことでしたので、私は中粒
の赤玉土を４割、市販の花の土を４割、そして腐葉土を２割の混合土で植えました。

プラスチック鉢で植わっていたのですが、できればプラスチックより駄温鉢のほうが
よいそうです。プラスチックは空気を遮断してしまいますが、駄温鉢は空気を通すか
ら根にとっては好都合なんだそうです。
ただ花が咲いた時駄温鉢では見た目がよくありません。できれば玄関にでも飾り
たいですから、その時は化粧鉢の中に入れて二重鉢にしたり、鉢をラッピングしたり
工夫すればよいそうでこれも楽しみなんだとか。





根を少し整理して根鉢の方も少し取りました。株を入れて隙間に新しい用土を詰め
混み、棒で突きこみすきまが出ないようにして完成。あとはたっぷりと水をやってお
きます。

【さし木】
　

アジサイは他の植物に比べると簡単にさし木ができるそうです。
切り落とした枝に芽がついているものがあったのでさし木にしました。





さし床の土としては赤玉土もしくは鹿沼土がよいそうです。切り落とした枝をまず３０
分ほどガラスコップに指して水揚げをしておきます。



アジサイの葉は大きいのでこのままだと葉から水分が蒸散するので、半分程度葉
を切りおとしておかないと葉がしおれてしまうそうです。



あとは常に湿った状態にしておくことで、水やりはかかせません。

　

写真は今年の６月の初めにさし木しておいたものです。１ヶ月もすればこのように
根がでてくるようで、植え替えの要領で新しい土に植えておきました。さし木から３
年もすれば花が見られるようで、それまで頑張って育てます。

大事な施肥ですが、植え替え後発根するまでは水やりだけで、１ヶ月ほどたてば
油カスの固形肥料を５，６個を鉢回りに置いて置き、２ヶ月に一度液肥をやると
よいそうです。
真夏はやや日陰で育て、夏以外はよく日光にあてることらしいです。

最後にどうすれば花屋さんに売っているアジサイのようになるのか聞いたら
「サアーどうですかねぇー」だって。
愚問だったと気がついて大恥ずかしいです。
でも一つヒントをいただきました。
鉢全体に花をつけようとしたら、置き放しはだめだそうで時々鉢を回して全体的に
日光が当たるようにすることだそうです。

花屋さんのような綺麗なアジサイとはならないとしても、なんとか玄関に飾ることが
できる鉢にしたい。とりあえず一年間頑張ってみます。