南草津の口コミ・生活情報 『ミナクサブログ』

日ごとに暖かくなり、本格的な春の到来が待ち遠しくなってきましたね。
レポーターのぎんねこです。

今回は花見の季節を前に、草津界隈の桜の名所をご紹介したいと思います。


草津市民に広く親しまれている花見スポットといえば
何といっても「旧草津川の桜並木」でしょうか。


宿場町の面影を残す草津本陣あたり。

ＪＲ草津駅にほど近い旧草津川の堤防は、4月ともなると薄紅色で彩られます。







※記事中、桜の開花写真はいずれも草津本陣「寿司清」さん提供　→　ブログ


草津川といえば珍しい「天井川」として有名ですよね。

私も子供のころ「なんで水が屋根よりも高いところを流れているんだろう？」と
不思議に思った記憶があります。


これは洪水のたびに土砂が流れ込み、川底が上がっていくに従って
堤防を高くしていったために生まれたもの。人と自然の攻防の名残なんです。

2002年に新草津川に付け替えられたため、いまでは役目を終えましたが
桜並木は健在。毎年開花のころには夜のライトアップも行われています。



堤防へ向かうなら、本陣あたりから上がるのがおすすめ。



古い町並みが残るあたりを散策しながら進むと、トンネルが現れます。



通称「草津川マンポ」として親しまれる草津川ずい道。
ここを通って草津川をくぐると、駅前の商店街へ向かいます。

明治19年（1886年）に完成したもので、それまでは堤防を上って川を越えていました。
江戸時代の「徒歩（かち）渡し」の様子は広重の浮世絵にも描かれています。



マンポの手前には旧中山道と旧東海道の分岐点に建つ石造りの道標が。



ここから左手に堤防を上がると桜の並木道に出ることができます。


満開のころには、まるで桜のトンネルをくぐるようになります。

ここが桜並木になったのは、明治32年（1910年）、草津小学校の卒業記念として
当時の校長先生が堤防に桜や楓を植えたのが始まりとか。

以降数年にわたって植樹が行われ
草津川橋から下流へ約1キロにわたって並木は続いています。


訪れた3月中旬は、つぼみも堅く開花はもう少し先のよう。




堤防はサイクリングロードにもなっていて
ここはふだんから市民の憩いの散歩道として親しまれています。



川の水が引いてからは、広い敷地を利用してグラウンドなども整備されました。



川沿いに公園もあり、ゆっくりくつろぐ人も多いところ。



せっかくなのでＪＲの線路を見降ろすあたりまで歩いてみました。



堤防の下を電車が走り抜けていく様子はなんとも不思議。



旧草津川のほかにも、近くの立木神社や小汐井神社の桜もきれいですよね。


小汐井神社の鳥居前の桜


立木神社のライトアップ



再び、本陣近くまで戻ってきました。



現在、この一帯では古い宿場町の町並みの復興が行われていて
今回、写真を提供してくださった「寿司清」さんも
昨年、町にあわせてリニューアルされたそう。



せっかくなのでお店へうかがうと、桜の季節にあわせて
草津名物のはこずしに桜仕様が登場していました！

「はこずし」６個入り630円に、4月15日までの期間限定で
桜がほのかに香る「鯛の桜寿司」が一つ入っています。1日100個限定。前日までに要予約。

ほかにも草津宿にちなんだ料理などメニューが豊富で
ぜひとも改めて詳しくご紹介したいと思います。乞うご期待。



また、以前このブログでご紹介した南草津の手作り和菓子「彩菓」さんも
本陣に２号店をオープン。町並みにしっくりなじんだお店になっています。



彩菓さんで桜餅や花見団子を、寿司清さんでお弁当を買って花見へ、
なんていうのは草津を満喫できるコースかも。




桜だけでなく、草津のまちの歴史を楽しみにぜひ出かけてみてください。




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旧草津川の桜並木

草津市観光物産協会
TEL　077-566-3219
ＨＰ http://www.kanko-kusatsu.com/　　　　
※情報は２０１０年３月現在。詳しくは直接お問い合わせください。