2009年11月06日

「東方山安養寺」の紅葉と庭園

急に寒くなり、一足飛びに冬が来そうな気配ですね。
ミナクサブログ・レポーターのぎんねこです。

木枯らしにせかされるように、ひと足先にもみじ狩りに出かけてきました。

「東方山安養寺」の紅葉と庭園

南草津から車で30分弱。栗東の「東方山安養寺」さんは
このあたりでも古いお寺の一つ。

創建は奈良時代。聖武天皇の勅願によって建てられた真言宗泉涌派の寺院で
室町幕府九代将軍・足利義尚は佐々木六角氏討伐のため、
ここを陣所としたこともあったそうです。



名神栗東インターそばの側道から山手一帯が境内。

「東方山安養寺」の紅葉と庭園「東方山安養寺」の紅葉と庭園

山門を入ると、正面に薬師堂が見えます。
その前の不動尊そばの木は5~6割方、色づいていました。

ご住職によると、毎年ここの境内の紅葉はほかより早いのだそう。

「東方山安養寺」の紅葉と庭園「東方山安養寺」の紅葉と庭園

ご本尊である薬師如来坐像は国指定の重要文化財。
ほかにも文化財が多数あり、
庭園をはじめ内拝・拝観は寺務所まで連絡が必要です。


こちらの「十三重の寶塔」も国の重要文化財の一つ。
現在は残念ながら九、十、十一の層が失われていますが、鎌倉時代後期の作とか。

「東方山安養寺」の紅葉と庭園「東方山安養寺」の紅葉と庭園



客殿の西北に広がる庭園は県指定の名勝。

「東方山安養寺」の紅葉と庭園

安養寺山の山裾を築山として巧みに利用した池泉観賞式の庭園で、
琵琶湖をかたどった池のまわりに近江八景を配しています。

江戸時代、同寺が再興された際、作庭されたといわれ
客殿と観音堂を結ぶ廊下を歩きながら鑑賞すると、なお趣が深まります。

冬の風情も美しく、「泉面の雪花」と呼ばれ、栗東八景に選ばれています。

「東方山安養寺」の紅葉と庭園
(写真提供:びわこビジターズビューロー)


観音堂の前にも庭がしつらえられていて、こちらにも池が。

「東方山安養寺」の紅葉と庭園

回廊を両翼にめぐらせた中央、季節の花々が配されています。

「東方山安養寺」の紅葉と庭園「東方山安養寺」の紅葉と庭園


小道を大きく横切る松の枝。

「東方山安養寺」の紅葉と庭園「東方山安養寺」の紅葉と庭園「東方山安養寺」の紅葉と庭園

観音堂の前を左から右へと大枝を渡し、青々とした美しくはみごと。


庭園を出て、鐘楼前から始まるのは「八十八箇所巡り」。
奉納の御札(300円)があり、それをもって山内を一つひとつ御参りします。

「東方山安養寺」の紅葉と庭園「東方山安養寺」の紅葉と庭園

木々が茂る山中に点在する八十八体の石仏様。
こうしてまわってみると、境内がいかに広いかがよくわかります。
速足で御参りしても大人の足で小一時間かかりました。

「東方山安養寺」の紅葉と庭園「東方山安養寺」の紅葉と庭園「東方山安養寺」の紅葉と庭園

途中、季節の花々に出迎えられるのもまた一興です。

「東方山安養寺」の紅葉と庭園「東方山安養寺」の紅葉と庭園


観光客でにぎわう紅葉の名所もいいですが、
身近な古刹をこの機会にめぐってみるのはいかがでしょうか?

11月8日には「秋の大祭」も行われます。

「東方山安養寺」の紅葉と庭園「東方山安養寺」の紅葉と庭園

「東方山安養寺」の紅葉と庭園



東方山安養寺

栗東市安養寺88
TEL 077-585-1975
HP http://www.tohozan-anyouji.com/
   
※情報は2009年11月現在。詳しくは直接お問い合わせください。



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Posted by ぎんねこ at 12:15 │ ぎんねこさん